R5 第10回十勝24時間レース

2003.7.20〜21 天候:曇り 路面:ドライ 観客動員数:32,300人
スタートポジション:9位 決勝:3位 テレビ:8月7日 22:00〜23:30 スカイパーフェクTV Ch.300


●決勝
 今回は長時間の耐久レースにおいて、予選結果がそれほど重要ではないという判断で、クラスを問わず今までのポイント順でのスタートなった。我々は9番手からのスタートだ。
 フリー走行を終えて、15:00の決勝スタートに向けて着々と整備をしていった。そして、いよいよスターティンググリッドに向かう出走前の暖気運転をおこないだしたところ、エキゾースト部分に亀裂があることが発見された。ピット出口封鎖に間に合わせることは、不可能だったためピットスタートを覚悟して、グリッド上ではスタート進行が行われるなか交換作業にはいった。無事スタート前に作業は終了して羽根の運転でピット出口へと向かった。

 そして、15:00にスタートがきられるが、羽根がスタートできるのは全車がピット出口を通過してからだ。32台の車両が通過して、いよいよ羽根もコースイン。1周目に2台、2周目に4台、3周目に4台、5周目に5台と着々と下位クラスをかわして10周目に、ついに1クラスとGTクラスの最後尾である7位につけた。トップを走るFALKENPORCSHEから遅れること26.7秒。20周目には6位へ。45周目にはスピンしたGTクラスのポルシェをかわして5位へ。そして51周目には、燃費が悪いエンドレススカイラインがピットインして4位へ。順調に走って69周目(16:42)にピットへ戻り左側のタイヤ2本だけ交換して谷口へ。途中、谷口は1’26”505という好タイムを出して137周目にピットへ戻った。タイヤ4本を交換して織戸がピットアウト。このピットインで-1Lapとなってしまったが、気温も下がり織戸は26秒台でトップと同一ラップに戻そうと必死に追い上げる。153周目には、ピットイン時に先行していたエンドレススカイラインを抜き4位へ。161周目にはランドリーOGBアドバンGTを抜き、174周目にはトップを走っていたFALKEN PORCSHEも抜き、同一ラップへ戻した。
 204周目(20:05)にピットへ戻り左2本のみ交換して再び織戸がコースへ戻っていった。211周目にはトップから遅れること56秒。織戸の激走で230周目にはその差40秒となった。243周目(21:00)にコース上に多くなってきたタイヤかすが飛び込んで左ヘッドライトの配線が切断されてしまった。片側だけで照度が足りないライトで織戸は必死に追い上げた。271周目(21:41)にピットへ戻るが、早くもフロントブレーキのパッドがすり減ってブレーキ交換の作業となった。羽根に交代するが、これで、トップから-3Lapとなってしまった。22:24にGTクラスのポルシェがクラッシュしてセーフティーカーが導入された。

 22:35に給油の為に羽根はピットへ入り、再び満タンにして隊列に戻った。そして、22:52(300周目)にレース再開。333周目にブレーキトラブルでCRT-PIRELLIポルシェがコースアウトして4位となる。羽根も26秒台という早いペースで周回を重ねていった。371周目(0:43)に左2本のみ交換して谷口がコースイン。437周目(2:20)に織戸へ交代502周目(4:00)にはリアブレーキのパットを交換。この後、雨がパラパラとしてくるが、タイムに影響がでるほどの降り方ではなかった。564周目(5:30)に羽根に交代。トップから-4周。大きな変化もなく淡々と周回を重ねてレースは進んでいった。そして、681周目(8:25)に再度フロントブレーキのパットを交換して谷口がコースへ入っていった。745周目(10:00)にピットインして織戸は左2本のみタイヤを交換して出ていったが、797周目に入るストレートで左リアタイヤがパンクして緊急ピットイン。タイヤの一部で左リアのショックアブソーバーも損傷するが5分で修復作業を終えて羽根がコースへ戻った。完全にショックが抜けている状態だが、左カーブが少ないため羽根は暴れるマシンをなんとか操り走る。12:56に火災で炎上した車両があるためセーフティーカーが入り3位のエンドレススカイラインに対して-10秒となった。826周目(13:15)に再スタートとなり残り1時間45分のレースとなる。838周目には-1.5秒まで迫りピッタリと後ろについた。
 そして、851周目のストレートで大幅な進路妨害をされて、それを避けるために羽根はグラベルに飛び出してしまった。879周目(13:33)にピットへ戻り織戸へ交代。いよいよ最後のスティントとなった。コースへ戻りエンドレススカイラインとの差は29秒。13:25にエンドレススカイラインはピットへ入っているため、絶対にもう1回給油のためにピットインするはずだが、織戸は25秒台で怒濤の追い上げを開始。やはり、残り18分でガス欠のためエンドレススカイラインはピットイン。織戸は、ストレートを通過して3位へ浮上して、15:00にチェッカーを受けた。