R4 CP-MINEサーキット

2003.6.28〜29 天候:曇り 路面:ドライ 観客動員数:19,800人
予選:5位 決勝:3位 テレビ:7月17日 22:00〜23:30 スカイパーフェクTV Ch.300


●予選
 梅雨まっただなかで迎えた第4戦だが、やはり昨日も終日雨。そして、予選も終始ウェットコンディションで争われた。1回目の予選では、テスト中に悩まされていたブレーキトラブルの確認を行い2回目の予選に向けて最終的なセットアップをおこなっていった。
 そして、いよいよ2回目の予選が始まるが、状況的には雨量の少ないウェットであった。1・2・N+クラスの予選開始と同時に織戸がコースインして、1’45”816を計測して4番手につけた。ウェットタイヤは使用本数規定が無いため、違うタイプのタイヤを装着して再度アタック。織戸は自分のタイムを更新する1’45”692を出すが、ポジションは上がらず4位で20分間の予選は終了。そして、途中オイル処理で10分間予選が中断されるが、14:30から各クラス混走の予選が始まった。織戸は、ポジションアップすべく、再度コースインするが、コース上を走る車両も多いため、なかなか46秒台から上に進まず予選が終了となったが、残り1分というところで、ランドリーOGBアドバンGTが1’45”433を出して5位で終了となった。

●決勝
 ドライコンディションで迎えたフリー走行は、各チーム短時間でスリックタイヤに合わせたセットアップを行なっていった。エンドレススカイラインを除く4台のポルシェは1秒のなかにはいるという大接戦で、レースの激しさが予想された。
 そして、いよいよ決勝(155周)を迎えたが、スタートドライバーは織戸。オープニングラップは予選グリッド通りで各車、ホームストレートを通過していくが、織戸は、早くも2周目で2クラスのジアラランサーを抜き4番手に。スリックタイヤでのテストが充分にできないため、多少抑えめで織戸は、後半に備えて3位を走るFALKEN PORCSHEについていった。1分35秒後半から36秒前半といいペースで淡々と周回を重ねていった。30分経過した19周終了時点で、3位FALKEN PORCSHEとその差5.1秒。1時間経過した38周時点では、その差6.1秒。40周目からは、タイヤの摩耗も手伝いペースは37秒台に落ちるが、確実に織戸は仕事をこなしていった。そして、45周目にまずは燃費が悪いエンドレススカイラインがピットイン。暫定で3位へ。スカイラインが3回ストップに対して、ポルシェ勢は2回ストップで走れる。50周目に1位を走っていたランドリーOGBアドバンGTがピットイン。この時点で、暫定1位のFALKEN PORCSHEに-12.8秒、3位のエンドレススカイラインに60秒のリードであった。
 そして、51周目に織戸もピットインして羽根に交代。53周目にFALKEN PORCSHEがピットイン。56周目にはCRT-PIRELLIポルシェがピットインと全車1回目のピット作業が終了。57周時点では、再び1位のエンドレススカイラインから-71秒、2位のFALKEN PORCSHEから-42秒、3位のランドリーOGBアドバンGTから-38秒の4位。60周目にはCRT-PIRELLIポルシェに抜かれて5位へ。67周目に、3位を走行していたランドリーOGBアドバンGTがスローダウンしながらピットへ戻ってきた。羽根は1分38秒台で周回を重ねていく。そしてレースも中盤の78周目に、クラス違いの車両をパスする際に接触されてグラベルへ。なんとか脱出してレースへ復帰するが-2Lapsとなってしまった。101周目に、エンドレス スカイラインがルーティーンのピットイン。104周目に羽根はピットインして、再び織戸へ。レースはあと51周。織戸が最後まで走り切る予定だ。少しでもポジションを取り戻そうと36秒台に入れながら、織戸は追い上げを開始した。116周目にエンドレススカイラインが最後のピットインをおこなった。そして、119周目に1コーナーで車両火災の為SCがはいった。チャンスだ。123周目にレース再開。36秒台で必死に走り126周目には4位へ。そして、128周目には35秒台に入れる走りで奮闘した。その後も36秒台で安定してチェッカーを目指して走り続けた。151周目に3位を走行していたCRT-PIRELLIポルシェがタイヤにトラブルを抱えてスローダウン。そして、ファイナルラップでついに、織戸はCRT-PIRELLIポルシェに追いつき抜き去って3位でフィニッシュした。