R1 MINE 今年も総合4位!完全勝利で開幕を制した

 2002.3.16〜3.17 天候:晴れ 気温:20℃ 路面:ドライ 観客動員数:25,700人


Photos by すて氏


●予選

クラス総合車番車名チーム名TimeGaps
15#25ADVAN ALTEZZATEAM DDR 1'35.7650.000
212# 55ZIGEN INTEGRATEAM 5ZIGEN1'36.9031.138
314#36MAZIORA ALTEZZATOM'S SPIRIT1'36.9821.217
417#38エイベックス・アルテッツァKRAFT1'37.8472.082
520#96ネッツ大分アドバンアルテッツァストリートハウスレーシングレーシングチーム1'38.4792.714

 新体制で臨む2002年シーズンは、Aドライバーは昨年のライバルであった「谷口 信輝」を起用。そしてBドライバーは昨年同様チームのエース「織戸 学」であるが、GT選手権の合同テストが同日TIサーキットで開催されたため急遽サードスープラで土屋圭市とペアを組んだこともある「谷川 達也」に変更した。各地で桜が咲き始めここ山口県もかなり気温が上昇し汗ばむ陽気であった。チームは、多くのテストメニューを消化するため14日の木曜日から走行を開始して予選を迎えた。
 昨年のポールポジションはチームメイトの織戸が出した1’36”865であるが、それを更新すべく谷口は予選開始5分前には早々にピット出口へと向かった。シグナルがグリーンに変わると同時にコースイン。もちろん谷口が先頭だ。1’45”266と1周目は丁寧にタイヤを温めて、計測2周目には1’36”628とあっさり織戸のコースレコードを更新した。そして、続いて計測3周目に入った。コントロール・ラインを通過した時、谷口は「やった!完璧だ」と確信した。タイムはなんと1’35”765と昨年のタイムを1秒以上短縮した。すぐに、谷川へ交代し谷川は計測1周でクゥオリファイして残り時間20分、早くもチームは予選を終了した。そして、明日のレースへ向けて万全の整備をすべく作業へはいった。


●決勝

クラス総合車番車名チーム名
Laps
Gaps
14#25ADVAN ALTEZZATEAM DD
151
 
213#96ネッツ大分アドバンアルテッツァストリートハウスレーシングレーシングチーム
145-1
+ 6
以上順位認定
--#36MAZIORA ALTEZZATOM'S SPIRIT
81
+70
--#38エイベックス・アルテッツァKRAFT
78
+73
--# 55ZIGEN INTEGRATEAM 5ZIGEN
49
+102

 12:20にいよいよ500キロレースが始まった。谷口がスタートを担当。前後左右を上位クラスのターボ勢に囲まれたが、見事に押さえ込み予選順位通りで1コーナーを立ち上がり、オープニングラップは総合5位でストレートを通過続いて2周目に入るが、さすがに瞬発力にまさるターボ勢に徐々に抜かされて11周目には総合7位となる。もちろんN+クラスではトップ。このときベストタイムの1’38”663をマークする。100リッタータンクで半分の250キロを走り切らなければならないので、つまり、1ストップでなければ勝負権がないので39秒台にペースを落として周回を重ねていく。
 15周目にはランサーに抜かれ総合8位。しかし、19周目には早くもクラス2位のマジョーラ・アルテッツァに19秒の大差をつける。その後も谷口は、じわりじわりとリードを拡げていくが、30周目にマジョーラ・アルテッツァにオレンジ・ボールが出されてピットイン。すぐにコースへ復帰するが、42周目には61秒という大量リードを築き上げ楽な展開となってきた。
 47周目、今後、強力なライバルとなるであろう5ZIGENインテグラが緊急ピットイン。フロントタイヤを交換してレースへ復帰する。51周目(13:46)には燃費がきついターボ勢がピットインするなどして再び総合6位へ。49周目ミッショントラブルで5ZIGENインテグラが最初に戦列を去った。そしてエイベックス・アルテッツァが69周目にデフトラブルでピットイン。
 谷口は79周目に結局2位マジョーラ・アルテッツァに69秒の差をつけピットインし谷川に交代した。
 83周目にはついに、マジョーラ・アルテッツァもブレーキトラブルでリタイアとなり、5台が参加していたN+クラスだが、コース上には2台のみとなってしまった。谷川は終始39秒台で安定して走行し127周目(15:54)についに総合4位まで浮上。151周を走りきり16:34にチェッカーを受けた。