R8 スーパーTEC 有終の美を飾る

2002.11.9〜10 天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:37,300人
予選:2位(総合22位) 決勝:優勝(総合4位)

Photos by TK

予選結果;クラス:2位、総合15位。
順位車番車名チーム名
タイム
1# 55ZIGEN INTEGRATEAM 5ZIGEN1'40.401
2#25ADVAN ALTEZZATEAM DD1'41.158
3#36MAZIORA ALTEZZATOM'S SPIRIT1'41.379
4#163H-factory ALTEZZAエイチファクトリーレーシング1'42.651
5#96ネッツ大分アドバンアルテッツア
ストリートハウスレーシングチーム1'42.883
6#38エイベックス・アルテッツァKRAFT1'43.454
7#17INGS↑カワサキINTEGRATEAM KAWASAKI1'45.224
8#28WAKO'S ADVAN ブリッグスワローレーシング1'44.721

決勝結果、クラス優勝。総合4位。

順位車番車名チーム名
Laps
1#25ADVAN ALTEZZATEAM DD
137
2# 55ZIGEN INTEGRATEAM 5ZIGEN
136
3#36MAZIORA ALTEZZATOM'S SPIRIT
135
4#38エイベックス・アルテッツァKRAFT
130
5#163H-factory ALTEZZAエイチファクトリーレーシング
128
6#17INGS↑カワサキINTEGRATEAM KAWASAKI
127
7#28WAKO'S ADVAN ブリッグスワローレーシング
117
以上、順位認定
-#96ネッツ大分アドバンアルテッツア
ストリートハウスレーシングチーム
87


●予選
 気温10℃、路面14℃という寒いコンディションで予選が始まった。今回はいつもと違って、外気温が非常に低いため、タイミングを計って先に谷口が予選通過タイムをクリアーして、エースの織戸の為にタイヤを温めるという作戦で行った。まずは、計測1周で1’43”478をだしてクリアー。織戸へ交代する。
 この時すでに服部選手のインテグラは1’40”401という好タイムをマーク。黒澤選手も1’41”379をだしていた。織戸がコースインするが、Bコーナーコース上に停止車両があり赤旗となり予選は一時中断。10分後に再開されていよいよアタック。今回は、スターティンググリッド45台を上回る48台がエントリーしていてなかなかクリアーラップが取れない。計測3周目に1’41”391をだしてとりあえず3位。
 長い直線のため織戸はスリップストリームを使いタイムアップをしようと試みるが、なかなか都合良く相手が捕まらない。いよいよ、予選残り時間も少なくなり単独走行で最後の1周に1’41”158をだして予選2位となった。


●決勝
 昨日よりは、冷え込みも少し収まって好天のなかで12:19いよいよ4時間の耐久レースがスタートされた。スターティングドライバーは織戸。スタートで5ZIGENインテグラを抜きクラストップでグランドスタンド前を通過。しかし、コーナーリングスピードではトップレベルのアルテッツァだがストレートスピードで勝るインテグラに速くも3周目で抜かれてしまった。とにかく、ついていくしかない。23周(41分経過した13:00)を終わった時点でその差-9秒。
 スタート後、1時間16分経過した44周目には-10.5秒だが、上位クラスの車両を抜いて総合12位まで浮上してきた。55周目(13:54)には12.3秒とやはり、じわじわと離されていく。スピードは速いものの燃費がきついのか、インテグラは64周目にピットイン。チームは、絶対に1ストップ作戦でいくためにぎりぎりまで織戸が走り、ちょうど2時間経過した14:19に谷口へ交代。
 完璧にピットクルーは作業をこなしてコースに谷口が復帰した時には、その差は20秒。インテグラは、もう1回ピットへ入り給油しないとガソリンがもたないはずだ。85周目には-25秒と離れてしまうが、谷口はあせらずに周回を重ねていった。98周目には、1’42”106、101周目には1’42”030とベストラップをだしながら必死についていった。3時間経過して104周目には、その差23秒。勝算は十分にある。絶対にインテグラはもう1回ピットへはいるはずだ。106周目にインテグラも1’41”873をだすと、109周目谷口も1’41”914とベストを更新していく。
 そして、ついに116周目、残り40分という時点でインテグラが給油の為にピットへ入った。谷口は、その間にインテグラを抜かし+19.5秒というマージンを築いた。残り時間40分では、スタート後ではあるが、41分で-9秒だったことを考えると逃げ切れる。
 ところが、120周目に100RでクラッシュがありSCが入ってしまった。入る場所によっては、せっかく築いたマージンがなくなってしまう。しかし、谷口とインテグラの間にSCが入ったため、逆に1周と19.5秒のリードとなり、124周目(残り22分)にレース再開となったが、137周を走りきって最終戦を優勝して総合でもなんと4位で終えることができた。