R1 MINE 総合4位の完全勝利の開幕戦

 2001.3.31〜4.1 天候:晴れ 気温:15.2℃ 路面:ドライ 観客動員数:28,600人

 予選:クラス/ポールポジション(総合7位)
  GN+クラス
  1:#25 ADAVAN ALTEZZA 1'36.815 (TEAM DD)
  2:#36 MAZIORA ALTEZZA 1'36.897 (TOM'S SPIRIT )
  3:#38 JIC クリスタルアルテッツァ 1'37.524 (JIC with KRAFT )
  4:#4  REDLINE ALTEZZA  1'37.846 (TEAM SUPER TECHNO )

決勝:クラス優勝(総合4位)
  GN+クラス
  1:#25 ADAVAN ALTEZZA 154laps
  2:#4  REDLINE ALTEZZA  153laps
  3:#38 JIC クリスタルアルテッツァ 152laps
  4:#36 MAZIORA ALTEZZA 150laps
  5:#96 GLADネッツ大分アルテッツァ 134laps

●予選
 桜が咲き始めたが、各地で降雪のニュースがあった3月30日。ここ美祢でもみぞれ混じりの冷たい雨が降った。雨は予選当日まで続き、気温が低すぎるためグリップがかなり低下し苦戦が想像された。しかし、13:15からの予選では完全にドライとなった。
  13:24織戸がピットアウト。計測2周目にはすでに去年のポールポジションの タイムを上回る1’37”069をだしクラス1位(総合4位)、計測3周目には1’36”815とさらにタイムアップする。1周クーリングしてからさらにアタックするがタイムは延びずピットへ戻って飯田へ交代する。
  13:40に飯田はピットアウトし計測1周のみで予選を終了。今回より黒澤琢弥選手がトムスより参加して1’36”897を出したが織戸のタイムに及ばずPPが確定した。

●決勝
 12:30フォーメーションラップが開始され織戸がスタートを担当した。大きな接触などもなく予選順位通りにストレートへ戻ってきた。黒澤琢弥選手がぴったりと織戸についてきて3周目に先行されてしまう。しかし、織戸も負けじと0.3秒〜0.5秒の間隔を開けて後ろから黒澤選手の走りを観察する。39秒台という速いラップで2台でランデブー走行をして周回を重ねていく。予定だと76周目に飯田と交代だ。まだまだ先は長い。
  20周目に織戸が黒澤を抜く。総合でも9位となる。24周目に再び黒澤に抜かれて2位へ。27周目にクラス3位を走行していたエンドレスがオーバーヒートでリタイアする。織戸、黒澤ともにタイヤが摩耗してきてタイムが40秒台へ落ちてきた。
  40周目には三度、織戸がトップへ。1時間24分を経過して51周目にはいる。そして、いよいよ織戸がスパートをかけた。S耐のアルテッツァを知り尽くしている織戸は、じわじわと黒澤を引き離し66周目には7.6秒までリードを拡げる。そして予定通り76周目にピットイン。
  ピットワークはオフシーズンの練習成果が実りトップタイムの72秒で作業を終え飯田を送りだす。そして、77周目黒澤がピットイン。飯田はまだ、暖まっていないタイヤであるが巧みに走り、同じく72秒台でピット作業を終えたトムスの脇を走り抜け1コーナーへ入っていった。順位は変わらず我々がトップだ。
  タイヤが暖まってきた飯田は、容赦なく初登場の黒澤治樹選手を引き離して6周目(82周目)にはすでに17秒の大量リードを築いた。



  86周目にオルタネーターのトラブルで総合1位を走っていたファルケンスカイラインがまさかのリタイヤ。今回2台しかエントリーしていないスカイラインだが、ライバルの消えたフジツボGTRは、ペースを落として走行する。111周目に黒澤選手のアルテッツァがペースダウンして緊急ピットイン。去年のライバル!のアルテッツァが2位へ。
  スカイラインが最後までバトルをした場合のレース終了距離で計算していたため、ガソリンの残量が気がかりだ。チームは大量にリードしているため、燃費走行に切り替えるよう118周目に飯田へ指示をした。
  124周目には総合優勝を狙っていたプーマランサーがリタイアしてADVAN ALTEZZAが総合でも3位へ。しかし、128周目クラス違いのため背後に迫ってきたワコーズM3を先行させ総合4位へ。
  絶対にピットインして給油をしたくない。さらに42秒台へタイムを落として飯田は、燃料を節約しながらゴールを目指して走る。
  そして、17:00近くに総合1位からわずか1周遅れでチェッカーを受けてクラス優勝。総合でも4位まで食い込んだ。