R2 仙台ハイランド まさかのトラブル

 2001.4.28〜29 天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:36,500人
 テレビ放映:Sky Perfec TV 749ch 5/13 10:00〜

予選 クラス/ポールポジション(総合10位)
  GN+クラス
  1:#25 ADAVAN ALTEZZA 1.58.630 (TEAM DD)
  2:#38 JIC クリスタルアルテッツァ 1.59.013  (JIC with KRAFT )
  3:#4  REDLINE ALTEZZA  1.59.133 (TEAM SUPER TECHNO )
  4:#10 エンドレスアドバンアルテッツァ 1.59.298 (エンドレス スポーツ)
  5:#36 MAZIORA ALTEZZA 1.59.518  (TOM'S SPIRIT )

 決勝:クラス6位(総合15位)
  GN+クラス
  1:#38 JIC クリスタルアルテッツァ 98 laps (JIC with KRAFT )
  2:#10 エンドレスアドバンアルテッツァ 98 laps (エンドレス スポーツ)
  3:#4  REDLINE ALTEZZA 98 laps (TEAM SUPER TECHNO )
  4:#36 MAZIORA ALTEZZA 98 laps (TOM'S SPIRIT)
  5:#37 ゼロフォーR アルテッツア 97laps (TOM'S SPIRIT)
  6:#25 ADAVAN ALTEZZA 97 laps (TEAM DD)


●予選
 遠くに見える東北の山々は雪をかぶっているが、春らしいおだやかな天気で午前のフリー走行を終えた。
 昨日の練習走行からマシンのセットアップが決まっていて、予定通り13:50に予選が開始され織戸がタイムアタックへ向けてピットアウト。早くも計測1周目で1’58”721をだしクラストップ総合7位でモニターへ登場。続く2周目は他クラスに引っかかってしまうが3周目に自己記録を塗り替え1’58”630をマーク。もう1周トライするが、1’59”464とタイムアップせずピットへ戻って飯田へ交代する。
 飯田は、決勝用にタイヤを残すため計測1周のみで予選を終了。予選時間はまだ残っているがその後、誰も織戸のタイムを更新することができず、開幕戦に続き今回もPPが確定した。

●決勝
 13:00にローリングスタートがきられ、全車1コーナーへと消えていった。今回も織戸がスタートを担当した。出遅れた#4のアルテッツァがひとつ順位を落とし代わりに#10のエンドレスアルテッツァが3位となってピット前を通過。同じGTドライバーの山路選手のアルテッツァが織戸についてくる。
 6周目にストレートでの車速に差があるランサーに先行されて総合11位へ。しかし、裏ストレートからコーナーが続くセクションでは圧倒的に織戸が速いがコース幅の狭いハイランドでは抜くことができず、結果的に2位の山路選手を引き離すことができなくなってしまい、0.6秒後ろにまでつめてきた。
 そして、18周目の最終コーナーを立ち上がった車から排気音に異音が。エンジンがまったく吹けてない様子だ。ラップタイムも2’2”台から5”台へと落ちている。その間に山路選手のアルテッツァに抜かれて2位へ。そして、21周目からは6秒台へ。
 しかし、100周のレースなので、よほどのことでない限りピットストップは1回でないと負けてしまう。今ピットインしても給油するために、もう1回入らなければならなくなってしまう。また、一人のドライバーが65周以上走ってはならないルールなので、なんとか35周目までは、だましだまし走行するしかない。
 26周目にはエンドレスアルテッツァにも抜かれ3位へ。タイムも8”台まで落ちてきた。31周目には黒澤選手にも抜かれ4位へ。タイムは6”〜7”台でなんとか周回を続ける。
 38周目に織戸がピットへ戻ってきた。明らかに電気系のトラブルであるが、短時間のピットワークで解決することは不可能なため、3秒落ちであれば、残り60周で180秒のロスとなるが、シリーズを考えて完走してポイントを稼ぐという方針に切り替え飯田がピットアウト。ポジションは#4のアルテッツァ、#37のアルテッツァにも抜かれ6位へ。
 しかし、飯田は、驚異的な4”台で激走して64周目には2’2”314とトラブルを抱えているとは思えないタイムをだし65周目になんと#37のアルテッツァを抜き5位へ。しかし、そのままのラップタイムで走行することは難しく、徐々にタイムは落ち5”〜6”台での走行となり84周目に再び37のアルテッツァに抜かれ6位へ。その後、なんとか飯田はマシンを操りチェッカーを受けた。