R3 鈴鹿サーキット ポイントリーダーへ復活

 2001.5.12〜5.13 天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:16,500人
 テレビ放映:Sky Perfec TV 749ch

予選 予選:クラス/2位(総合13位)
  GN+クラス
  1:#36 MAZIORA ALTEZZA   2'22.116  (TOM'S SPIRIT )
  2:#25 ADAVAN ALTEZZA    2'22.253 (TEAM DD)

  3:#10 エンドレスアドバンアルテッツァ 2'22.733 (エンドレススポーツ)
  4:#38 JIC クリスタルアルテッツァ 2'22.856  (JIC with KRAFT )
  5:#4  REDLINE ALTEZZA    2'23.511 (TEAM SUPER TECHNO )
  6:#37 ゼロフォーR アルテッツア 2'24.488 (TOM'S SPIRIT )
  7:#96 グラッドネッツ大分アルテッツァ 2'24.685 (ストリートハウスレーシングチーム)
  8:#5  5ZIGEN INTEGRA    2'25.264 (TEAM 5ZIGEN)
  9:#9  5ZIGEN MAX インテ    2'26.989 (トレーシースポーツ)

 決勝: 優勝(総合5位)
  GN+クラス
  1:#25 ADAVAN ALTEZZA     80 laps (TEAM DD)
  2:#4  REDLINE ALTEZZA     80 laps (TEAM SUPER TECHNO )
  3:#36 MAZIORA ALTEZZA     79 laps (TOM'S SPIRIT )
  4:#38 JIC クリスタルアルテッツァ  79 laps (JIC with KRAFT )
  5:#96 グラッドネッツ大分アルテッツァ 77 laps (ストリートハウスレーシングチーム)
  6:#5  5ZIGEN INTEGRA     75 laps  (TEAM 5ZIGEN)
  7:#10 エンドレスアドバンアルテッツァ 74 laps (エンドレススポーツ)
  8:#9  5ZIGEN MAX インテグラ  74 laps  (トレーシースポーツ)
   (以上完走および順位認定)


●フリー走行および予選
 前回のポイント差を埋めるべく万全の体制で臨んだ鈴鹿。織戸も気合い十分で、金曜日の走りだしの計測1周目からなんと昨年度に自らだしたポールポジションのタイムの2’25”558をあっさり更新する。コースの一部が改修され若干走りやすくなったとはいえ・・・。足回りの熟成が、かなり進んできてS字や130Rなどの高速コーナーでは抜群の速さを見せていた。

 そして、土曜日の予選を迎えた。13:20より40分間の予選が予定通り開始された。織戸はコースの状態が良くなるまでピットで待機。まず、トムスの黒澤琢弥選手がコースインして計測1周目に2’22”404を出す。それをモニターで確認して13:31に織戸がコースイン。そして、山路選手もコースイン。黒澤琢弥選手が計測2周目に2’22”116をだす。織戸の計測1周目は2’22”253。黒澤琢弥選手と比較して+0.151のタイム差だ。そして、タイヤの状態も最高の2周目にはいる。しかし、3クラスのシルビアにデグナー進入で走路を塞がれ、あわや大事故という場面が。なんとか、危険を回避して3周目にかけるが、タイヤの最もいい部分を使ってしまい、2’22”899で決勝もあるので飯田へと交代した。

●決勝
 黒澤琢弥選手にポールは取られてしまったが、今回のマシンはかなりいい状態に仕上がっており、14:00に織戸がスタートドライバーとなってレース開始。まずは、スタートでクラス2のランサーを抜き黒澤琢弥選手との距離を縮めていく。続く得意のS字でクラス3のBMWを抜き早くも1周目に黒澤琢弥選手の背後にぴったりとつけ、総合11位クラス2位でオープニングラップを終了。2分25秒台という早いペースで周回を重ね黒澤琢弥選手の攻略を織戸は虎視眈々と狙っていた。
 セッティングの違いからか、ストレートスピードではかなわない。-0.3秒から0.6秒の間隔で織戸は走りチャンスをうかがっていた。気温が上昇したせいか、トラブルを抱える車両が多く16周目には総合9位へ。そして25周目、黒澤琢弥選手のスキを織戸は見逃さずパスするが、その時に一部グラベルを走り排気管をヒットした。さいわい走行には支障がなく、27周目には+2.6秒29周目には+5.7秒と独走態勢に。35周目には総合5位へ浮上。
 織戸の状態がいいため、チームはガソリン給油の時間を少しでも短くするために、ぎりぎりまで織戸を乗車させ、45周目にピットへ戻ってきた時には他車はすべてドライバー交代を終えていた。この時、黒澤治樹選手に対しては1分48秒のマージン。給油を終えて飯田へ交代。そして、飯田はそのまま総合5位クラストップでコースへ復帰してこの時点で2位の黒澤治樹選手との差は22秒。飯田は、ペースの遅い車両がコース上に多く存在するもコンピューターのように正確に2分25秒台で周回を重ねていく。そして、55周目には41秒の大量リードを築き上げる。
 58周目には、昨年度のチャンピオンの#4 REDLINE ALTEZZA(昨年はスノコ=スーパーテクノ)が2位へ上がってきた。しかし、既に飯田と2位との差は49秒に拡がっていた。飯田は安定して早いタイムで走り、17:15、2位へ90秒の大差をつけてチェッカーを受けた。