R4 TI チーム&アルテッツァS耐で初優勝!
1999.6.12〜13
予選:クラス1位(総合13位) 決勝:クラス1位(総合10位)
■予選
前日(土曜日)3回の特別走行で調整された車は、朝一番8:15からのフリー走行をこなした。そしてそのままトラブルなく予選に臨むことができた。公式予選スタート8:40だったが、路面にオイルがまかれてしまったためチームとしてしばらくウエイティングすることに。ピットアウトは9:05になった。コースインして3ラップで1’44”9の好タイムを織戸が出す。そしてすぐに飯田と交替。飯田も流しながらの1周1’47”1のタイムで予選を早々と終了。余裕で決勝の準備を進めることにした。「すぐにある程度のタイムが出せると確信していた」鈴木恵一が云うように予定通りの動きだった。スターティンググリッドはクラストップで総合13番手になる。
■決勝
午後曇り空に変わって迎えた決勝は13:23にスタート。スタートドライバーは織戸。すぐ後ろを追走してくるNクラス39号車ウエスティンINTEGRAと40ラップまで常に2秒から3秒の差をつけて走るスリリングなレース展開を見せた。総合でも一時9位に入った。「もう少し差をつけて行きたいけど、前の車で詰まるからなかなか広がらないな」鈴木恵一。43周目、必死で追いかけてきていた39号車がピットイン。ドライブシャフトのトラブルと判明。この時点で後続のNクラス28号車38号車とは1分以上の差があったので「この後はマイペースで行けるよ」鈴木。にもかかわらず織戸は47秒から48秒前半のタイムで積極的な走りを続けた。54ラップ目、予定より少し早く織戸はピットに帰ってきた。燃料補給、ドライバー交代とタイヤ交換をも余裕をもって行う。飯田が飛び出した時点でピットインを行っていない38号車クラフトチームのアルテッツアが前になっていたが60周を終えたところで38号車もピットイン。再びクラス1位で走行。飯田も48秒前後の安定した走りを続けた。その後短時間でピット作業を終了させてコース復帰した38号車とも1周ごとに1秒近い差を加えていく。周回数90を越えたところで総合も10位に浮上。トラブルもなく、飯田は最後までペースを緩めることなく走り切り、クラス優勝、総合10位の結果を得た。
「今日は車が勝負できる状態になっていた。みんなで協力して車をまとめることができたと思う。アルテッツアの初優勝を我々のチームで行えたことが良かった。次ももっと速く行きたい」織戸 学
「今日は織戸がよく頑張ってくれた。レースの展開も良かったし後半の細かい不具合も問題なく乗り切ることができた。結果アルテッツアの初優勝になったことは嬉しい。チームワークも良いし、今後のシリーズをますます面白くしていけると思う」飯田 章